BLOG ハレノイエの小さな工夫

外の騒音を気にせず、心地よい家庭時間を

2024/04/05

こんにちは、ハレノイエです。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、静かで安全な環境を整えることがお子様の成長にも家族の幸せにも直結します。
今回は、子育て中のご家庭が外の音を気にすることなく、また外に音を漏らす心配をせずに済む、静かな家づくりの秘訣をご紹介します。

目次

音に悩まない!家づくりの4つのポイント

高気密・高断熱の設計

正しい窓の選択

換気システムの選択

緑化と外構の工夫

最後に

音に悩まない!家づくりの4つのポイント

音を気にしない家は、この4つのポイントを抑えることで叶えることができます。
1. 高気密・高断熱の設計
2. 正しい窓の選択
3. 換気システムの選択
4. 緑化と外構の工夫

高気密・高断熱の設計

高気密・高断熱仕様の家は、快適性やエネルギー効率だけでなく、音に対しても有効です。

高気密性と音


高気密性とは、家の隙間を少なくし外部からの不要な空気の流入を防ぎ、また室内の温かい空気や冷たい空気が外に逃げるのを最小限に抑える設計のことを言います。この高気密性により、外部の騒音の侵入を大幅に減少することができます。

高断熱性と音


一方、高断熱性は壁や窓などの建材を通じての熱の流出入を抑えることで、室内の温度を一定に保ちます。また熱の流出入を防ぐだけでなく、外部への音漏れにも効果があります。断熱材はその構造上、空気を含んだ多孔質の素材でできており、音波のエネルギーを吸収し減衰させる働きをします。
その結果、外部からの騒音の侵入を減らすと同時に室内の音が外部に漏れにくくなります。

正しい窓の選択

適切な窓の選択は、家の快適性とエネルギー効率を高めるだけでなく、外部の騒音を効果的に低減する上で非常に大切です。

二重窓・三重窓と音


二重窓や三重窓は、その名の通り、2枚または3枚のガラスを一つの枠で組み合わせた窓です。これらの窓は、ガラスの間に空気層を持つことで、熱と音の伝達を大幅に減少させます。

防音ガラス、ラミネートガラス


一般的な音であれば上記の二重窓等で十分ですが、“線路や航空路の近く”など騒音が気になる場所であれば、防音性能を高めた特殊なガラス(防音ガラス、ラミネートガラスなど)があります。これらを二重窓や三重窓に採用することで、さらに騒音を低減できます。

換気システムの選択

換気システムは、建物内の空気質を維持するために重要です。今回は音の視点から特徴をまとめます。

1種換気システム(全熱交換型換気システム)


1種換気システムは、室内と室外の空気を交換する際に全熱交換器を使用するため、外部の騒音が直接室内に入りにくくなります。

2種換気システム(排気専用換気システム)


2種換気システムは、主に室内の汚れた空気を外に排出するためのシステムです。外からの空気は自然に取り入れるため、開口部を通じて外部の騒音が室内に入りやすくなります。

3種換気システム(給気専用換気システム)


3種換気システムは、外からの新鮮な空気を室内に取り入れるためのシステムです。2種換気システム同様、外部の騒音が室内に入り込む可能性があります。

注意するポイント


1種換気システムは外部騒音の低減に優れていますが、システム騒音に注意が必要です。
2種と3種はシステム騒音が少ない傾向にありますが、外部騒音の低減能力は1種に劣ります。
※ハレノイエでは、1種換気システム(MAHBEXのsumika)を標準仕様としていますが、こちらはシステム騒音の心配はありません。

ハレノイエの換気はここから空気を取り込みます!

緑化と外構の工夫

お庭づくり(植栽や外構)は、デザインやプライバシーの視点で計画されることも多いですが、植栽や塀などが反射材の役割をすることで、音の伝播を防ぐことができます。
音が気になる、道路側などは「音」の視点からデザインを考えてみると良いでしょう。

最後に

外部の騒音や家の中の音が気にならないために隣家が離れている土地を探す方もいますが、立地条件だけでなく4つのポイントから建築することで、十分音に悩まない“快適な暮らし”を実現できます。
ハレノイエでは、毎週末家づくり勉強会を開催しています。
詳しく知りたい方は、ぜひご参加ください。

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COMPANY 会社紹介

静岡県湖西市を地元に創業70年以上を迎える総合建設会社です。その注文住宅部門が私たち「ハレノイエ」。これからも、地域密着でお客様のご期待に応える確かな家づくりを展開してまいります。