BLOG ハレノイエの小さな工夫

災害に備える

2024/03/04

こんにちは、ハレノイエです。
今年は元日から大きな地震が発生したことで、災害に対する危機感が高まっているのではないでしょうか。昨今では地震だけではなく台風や大雨による被害も甚大になり、どこに住んでいても誰にとっても他人事ではありません。
では、災害時への備えは万全でしょうか。
災害への備えについていくつかのポイントをお伝えします。

目次

非常持ち出し袋

どこで災害が起こるか分からない

被災時も情報が途絶えないように

在宅避難を乗り切る備蓄

まとめ

非常持ち出し袋

災害時に必要最低限の物が持ち出せるように備えるのが非常持出し袋で、この袋の中身は避難先へ逃げるときに持つ“命を守るための最低限の荷物”になります。
あれこれ避難バックに 詰め込んで重くなることで、避難に支障が出るようではいけません。

照明や非常食など以外にも人によって必要になるものは異なります。
常備薬やアレルギー食が必要な人、女性なら生理用品や乳幼児が居ればオムツやミルクなど、そのときの家族の状況に合わせて用意しないと避難先ですぐに困ることになりかねません。特に乳幼児の必要な物は成長によって変化が早いので、普段のお出かけセットとしても活用し、非常持出し袋にプラスして持つのが現実的です。
その際は荷物で両手がふさがらない様、子供を抱っこできる形や量にまとめます。

そして危険が差し迫った際には、袋を探したり引き返したりする事の無いように、避難経路として可能性の高い玄関付近に置く場合が多いでしょう。

どこで災害が起こるか分からない

自宅の玄関先に非常持出し袋を用意したから安心ではありません。災害はどこで発生するか分からないからです。
買い物中、仕事先、学校、今回の令和6年能登半島地震のように帰省先や旅行中の場合もあり得ます。

まず比較的備えをしやすいのは職場と車です。
家での備えのようにはいかなくても、小さなカバン1つ分の備えなら常に置いておくことは可能ではないでしょうか。

子供が学校や外出する場合にはあれこれ持たせるよりも先に、
・災害時にどんなことが想定されるのか話しておくこと。
・非常時には近くの大人に頼ること。
・家族との連絡手段や避難時の集合先などを決めておくこと。
などが大切になります。

また、子供が家にひとりでいる時に災害が起こっても、自分で避難できるように子供自身が手の届くところに非常持出し袋があることも子供に伝えておきます。

被災時も情報が途絶えないように

災害時対策の一環として、情報管理や情報収集は非常に重要です。
・災害の状況
・避難情報
・交通情報
・気象情報
・救援・支援情報
・ライフラインの復旧状況
・自治体からの案内
・学校や会社との連絡手段
・家族や友人とのコミュニケーション手段

このように混乱の中で必要な情報を得るためにもスマートフォンは被災時でも使える状態を保ち、停電が続いても繰り返し充電する手段は用意しておきたいものです。
容量の大きなポータブル電源や電池式のモバイルバッテリーがあると便利ですし、ハレノイエでは太陽光パネルを設置することで停電時に日中使える非常用電源を付けています。

在宅避難を乗り切る備蓄

被災した場合、必ずしも避難所で生活するわけではありません。家の安全が確保できれば在宅避難 という選択になり、ライフラインが止まった状態で生活を送ることになります。 そのための備えとして備蓄が勧められており、家族が最低3日、大災害を想定すれば物流の回復や救援物資が届くまでの約1週間分の水と食料が必要と言われています。
令和6年能登半島地震でも上下水道が使えないことによるトイレの問題も大きな課題で、非常用のトイレの準備も欠かせません。

そうなってくると、普段の生活の中でたくさんの備蓄品を保管しておくスペースの問題が出てきますが、限られた住宅事情の中での対策として以下の方法が考えられます。
・分散収納…食品だからキッチンに置くという事に拘らず、玄関・寝室・クローゼット内など保管場所を分散させる方法です。
・ローリングストック…災害用の食品だけで全ての備蓄をするのではなく、日常使える食品を普段の食事で消費し、消費した分だけ補充することで常に少し多めの量の在庫を保つようにすることです。

マンションや狭小住宅でも、このように収納を工夫し日常生活への影響が少なくなる形で備蓄を進めていくことができます。

まとめ

・非常持出し袋は、家族個々の必要性に応じて構成しましょう。
・非常持出し袋は家だけでなく、職場や車にも常備しましょう。
・子供には災害への心構えを伝えておきます。
・災害時の情報管理と通信手段を確保しましょう。
・在宅避難を想定し、収納を工夫して備蓄を進めましょう。

災害がいつどこで起こるかは予測不可能です。
ですが、起こりうる様々な状況を想定した備えがあれば、災害によるダメージを最小限に抑えることができます。
家族の安全と安心を確保するために、日常生活の中で少しずつ備えを整えていきたいですね。

COMPANY 会社紹介

静岡県湖西市を地元に創業70年以上を迎える総合建設会社です。その注文住宅部門が私たち「ハレノイエ」。これからも、地域密着でお客様のご期待に応える確かな家づくりを展開してまいります。