BLOG ハレノイエの小さな工夫

限られた土地を最大限に利用する方法

2024/07/05

こんにちは、ハレノイエです。家を建てる際、悩みやすいのが土地選びです。その土地の特性によって、建てられる住宅の配置や形状、日当たりなどが変わってくるためです。

目次

知っておきたい土地の用語と注意点

プランニングのポイント

道路付けで住まいの日当たりが変わる?

まとめ

知っておきたい土地の用語と注意点

土地を購入する際は、まずは土地の形状やまわりの状況を理解することが非常に重要です。
土地探しは難しい用語が多いので、よく聞くものを解説します。それぞれ特有の特徴や利点、注意点があります。

市街化区域
住宅や商業施設が集まるエリアでにぎわいのある市街として整備したい区域のことです。生活の利便性が高く、家は建ちやすい。
市街化区域内は用途地域があり、都市計画にて、住居に適したエリアや商業施設や工場などに適したエリアなど、13種類に分類されており、都市計画が正しく進むように設定されている。
注意点:価格が高めに設定されることが多い。

調整区域(市街化調整区域)
農地や森林などの保護のため、人が住むための住宅などの建築が原則許可されていないエリア。
建物の建築や建て替えが制限されるため、土地の価格が安くなっていることが多い。
注意点:下水道・ガス・電気・道路の舗装がされていない可能性がある。インフラが整っていないと、整備費用が必要。



地目
・宅地
住宅を建てるための敷地や、すでに建物が建っている 既存宅地。 注意点:地盤の強度や水害のリスク、建築制限(用途地域など)を確認することが重要。

・農地
農作物を栽培するための土地 。農協利用が前提になっている為、基本的には住宅が建てられない。
注意点:市街化調整区域の農地転用は厳しい規制がる。

・山林、原野
山林や原野を開発して宅地に適している。 まとまった広い土地が手に入りやすいためで、個人で購入するのには向いていない。
注意点:ライフラインが無い場合があるので、土地が安くてもライフラインを引き込む費用が高くなる可能性が高い。

土地の形状
・造成地
自然の地形を変更して造成し、建物を建築しやすいように整地した土地。外構やライフラインの引込コストが比較的低く抑えられる。造成地が数区画まとまることで分譲地と呼ばれることもある。
注意点:造成方法や地盤の強度を確認する必要がある。

・旗竿地
形が旗に似ていて道路との隣接部が間口になっており、なおかつ奥に広い敷地がある土地。
注意点:形状が特殊なため、設計に工夫が必要。

・角地
隣接する2つ以上の辺が、道路に接する土地。
注意点:騒音やプライバシーの問題がある為、騒音対策やプライバシー保護の工夫が必要。

・変形地
変形地とは、正方形や長方形でない特殊な形状の土地。
注意点:特殊な形状の為、設計に工夫が必要。

・ひな壇
傾斜地に階段状に造成された土地。
注意点:家を建てる際に外構・造成・擁壁などの費用が高くなる可能性がある。

土地購入時は、これらのポイントを把握して自分のニーズに合った土地を選びましょう。

プランニングのポイント

代表的な土地形状として、旗竿地のメリット、デメリットのプランニングのポイント を挙げていきます。
旗竿地は、通常の土地と違って形が変わっているため、使い勝手がよくないこともあり、相場より価値が低いと判断されることが多い土地です。
しかし、旗竿地はお値打ちで買えるなどの利点があるため、旗竿地を狙って探す人もいます。

メリット:土地も広く比較的安価で購入することができる。
     大道路に面していない為プライバシーの確保がしやすい。(人目が気にならない。静か。)
デメリット:車の出入りが不便の場合がある。駐車場が止めにくい。
      隣接する建物のせいで日当たりが悪い可能性がある。

プランニングのコツ:いかにデメリットを改善するか考える。
旗竿地の駐車場は、敷地の奥で車を反転できるか、駐車時頭から侵入するかバックで侵入するかどうかで、住みやすさも変わります。旗竿地の敷地延長部分が長い為、駐車場などに生かすことが可能です。
また、日当たりが悪い場合は、吹抜けを設置して日当りを確保・リビングを2Fにして日当たりを確保するなど家づくりで工夫することが大切です。

その土地の形状を理解し、形状を活かしたプランニングが重要です。

道路付けで住まいの日当たりが変わる?

道路付けとは敷地のどの方角に道路が接しているかを表示したものです。
住宅を建てるときには、土地に対してどこに方角があるかによって玄関の位置が決まります。
道路付けによって玄関やLDKなどの建物の配置や形状、日当たりが変わるため、土地選びの際に重視されるポイントの一つです。
今回は土地の方角別にメリットとデメリットと、その解消法をご紹介します!

東側の道路
東に道路がある家は、朝日が入る為、朝の時間帯に明るいリビングやダイニングを実現できる。
特に朝方の生活をする家族に適している。
ただし、午後になると日が傾き、リビングやダイニングが暗くなりがちです。東側の道路に接する区画を選ぶ場合、日光を生活にどう取り入れるかを考えながら、住みたい住宅をイメージすることが大切。

西側の道路
西に道路がある家は、午後から夕方にかけての日当たりがよく、夕日の美しさを楽しむことができる。
ただし、夏場は西日が強く室内温度が上がりやすい為、日差しが強すぎると感じる場合は、西側に食材や日焼けしやすい物を置かず、日除け用のカーテンを設置する、思い切って窓をなくして収納にしてしまうなど工夫 することで、心配なく過ごせる。

南側の道路
南に道路がある家は、一日中安定した日当たりを確保しやすく、人気がある土地です。特に冬場でも太陽の光をたっぷりと取り入れることができる為、暖かく快適な住環境が実現できる。
南側の玄関上にある生活空間をオープンに使いすぎると、人目につきやすくなる為、プライバシーの確保には配慮が必要。

北側の道路
北に道路がある家は、玄関が北側に配置されることが多く、南側にリビングやダイニングを配置することで日当たりを確保できる。建物を北側に寄せることで、日当たりのいい南側に庭などのプライベートスペースを作ることができる。他の位置に比べて日が差し込みにくいですが、落ち着いた環境を過ごすことができる。

まとめ

土地選びの際には、道路付けを考慮する事が非常に重要です。実は全ての人にとってベストな道路付けの方角はありません。お客様のライフスタイルによって適切な方角は異なります。家づくりの工夫によって方角による悩みは解消できます。

日当たりのいいリビングにしたい→北西・東
玄関を明るくしたい→南西・東
夕方の時間を充実させたい→西
プライベート空間の庭が欲しい→北

土地の形状や、各方角のメリット・デメリットを理解し、お客様のライフスタイルに最適な土地を選ぶことが、理想の住まいづくりの第一歩です。土地選びには、どの方角が自身の生活スタイルに合うかを慎重に検討しましょう。プランの工夫次第で、土地の形状や方角による悩みは解消できる為、じっくりと計画を立てることが大切です。


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