ガルバリウム鋼板とは、1972年にアメリカで開発された、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板のことです。
日本国内では「ガルバ」と略されることが多いですが、他にも「GL」、「ガルバニウム」などと呼ばれることもあります。
アルミニウムの特徴である耐食性、加工性、耐熱性、熱反射性と、亜鉛の特徴である犠牲防食機能により、従来の鋼板よりも、さらに耐久性に優れ、あらゆる用途に対応できる画期的な鋼板です。
メリット 錆びに強い 金属にもかかわらず錆に強いんです!(全く錆びないわけではありません)
耐久性が高い 亜鉛の犠牲防食機能とアルミの耐久性を併せ持つため、非常に耐久性が高いです。特に酸性雨に強いです。
軽い(耐震性に優れている) ガルバリウム鋼板は非常に薄い板(薄さ1~3mmほど)のため、軽くて丈夫、地震に強い外装材なのです。
暑さに強い 太陽熱の日射熱反射率が高く、特に夏季には表面温度・屋内温度を抑制することができます。
デザイン性が高い ガルバリウム鋼板は薄くて着色性も高いため、カラーのバリエーションが豊富。
お好みに合わせて自由な家づくりを楽しむことが可能です!
黒などの他の建材では実現しにくい暗色カラーができるため、印象的な外観を演出することができ、建築家に好まれる傾向にあります。
ただし、メーカーにより選べるカラーは様々なのであらかじめ確認が必要です!
デメリット 初期費用が高め ガルバリウム鋼板は、施工費がほかの外装材と比較して若干高めです。
デリケートな素材のため、他の金属と接触させないようにしたり、また湿気を全く通さない為、別途湿気を逃がす工夫が必要だったりと、施工に注意が必要です。
その分施工コストが高くつきやすいと言えます。
メンテナンス費がかかる 耐久性には優れているものの、全くメンテナンスが不要というわけではありません。
ガルバリウム鋼板は再塗装の難易度が高いので、これもメンテナンスのコストアップの要因となります。
また、特に塩害に弱いので、海に近い地域では特に注意が必要です。