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新しい選択肢!残価設定型住宅ローンとは?

2024/10/25

こんにちは、ハレノイエです。
2021年度より国が推進している「残価設定型」の住宅ローンが、2023年春に三大メガバンクの1つである三菱UFJ銀行での取り扱いがスタートしました。
残価設定型のローンは「残価設定型クレジット(残クレ)」として、自動車業界においては主流となった購入方法であるものの、住宅購入における手法としてはそこまで利用が進んでいません。
残価設定型の住宅ローンとはどのようなものか、また、メリット・デメリット、どのような人におすすめなのかといった点も紹介していきます。

目次

残価設定型住宅ローンとは

メリット・デメリット

まとめ

残価設定型住宅ローンとは

家を買うために借りるお金のうち、最後にまとめて支払う金額(残価)をあらかじめ決めて、月々の返済額を抑えることができる住宅ローンの一種です。

残価設定型住宅ローンの仕組み
・まず、家の将来の価値を予測し、家の購入時に、将来(たとえば20年後)の家の価値がどれくらいになるかを見積り 、その金額を「残価」として設定します。

・次に、残価分を最後にまとめて支払うため、ローン期間中に毎月支払う金額は、残価を除いた額に基づきます。これにより、一般的な 住宅ローンに比べて月々の返済額が少なくなります。

・最後に、ローン満了時に以下の選択肢から選べます 。
①一括返済: 最後に設定した残価を一括で支払う。
②再ローン: 残価分だけ再度ローンを組んで、分割で返済する。
③家を売却して支払う: 家を売って、その売却額で残価を支払う。

メリット・デメリット

メリット
•月々の支払いが少ないため、ローン期間中の負担を軽減でき、建物の仕様やこだわった住宅の建築が可能です
•他の生活費や貯蓄に回すお金を確保しやすくなります。

デメリット
・ローン終了時に残価をどう支払うか考える必要があります。残価を一括で支払うための資金を用意するか、新しいローンを組むか、何らかの対策が必要です。
・住宅の価値が下がるリスク: 家の価値が予想よりも下がった場合、売却しても残価を全額支払えない可能性があります。

まとめ

残価設定住宅ローンは、最初に毎月の返済額を抑えて、ローンの最後に大きな支払いを残す仕組みです。月々の支払額を抑えたい人に向いていますが、ローン満了時にどう支払うかをしっかり計画しておくことが大切です。
また、付加価値が高く、認定長期優良住宅のような資産価値の下がりにくい住宅を建てることでデメリットを軽減できる可能性が高まります。
残価設定型住宅ローンは、まだまだ取り扱いする銀行も少なく、一般的ではない買い方ですが、新たな選択肢の一つとして将来定着するかもしれません。


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