BLOG ハレノイエの小さな工夫

後悔しない、注文住宅の浴室計画の立て方

2023/12/25

こんにちは、ハレノイエです。 今回は、浴室計画の立て方についてのお話です。 浴室は身体を清潔にするだけでなく、疲れを癒しストレスを解消する場所でもあります。忙しい毎日から解放され、心身ともにリフレッシュできる大切な役割があります。

目次

快適な浴室が生活の質を向上させる

快適な浴室のサイズの選び方

浴室の機能性ポイントと選び方

浴室デザインはイメージから

最後に

快適な浴室が生活の質を向上させる

快適な浴室は、入浴中に身体と心の疲れをゆっくりと癒すことができる場所です。温かいお湯や心地よい照明、外の景色、静かな環境が日常のストレスを軽減し、リラックス効果をもたらします。リラックスした状態で過ごす時間は、精神的な健康に繋がります。

快適な浴室のサイズの選び方

ユニットバスにはいろいろなサイズがありますが、こちらの3種類が主流になります。 この中でどのサイズが最適かは、浴室の使い方によって異なります。


①足を伸ばせる浴槽 = 快適

お風呂でリラックスするには、足を伸ばせる浴槽サイズが理想的です。 上の表に書いたとおり、男性がゆったり入るためには、140cm以上、親子で入るには1600mm(1坪)以上がおススメです。


②洗い場の広さ

洗い場の広さは、坪数によって変わってきます。
1坪あれば大人と小さな子ども1人での入浴には十分ですが、3人以上になると少し手狭になります。
複数人でで入る場合や将来の介護を考えた場合は、1.25坪以上あると理想的です。

浴室の機能性ポイントと選び方

 ●浴室暖房/乾燥機能
  天井の換気扇へのプラスの機能として、浴室暖房/乾燥機能があります。
最近では賃貸アパートやマンションでもついている事があり、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
 浴室暖房があると、ヒートショック現象の予防のほか、小さなお子さんの風邪予防にも役立ちます。

  浴室乾燥機能は、浴室内のカビ防止や室内干しスペースが足りない際に便利です。

 ●手すりの有無
 手すりというと老後のためにつけておこうと考えがちですが、ユニットバスは15~20年で交換などのリフォームが必要になります。現在の年齢から計算して、新築時に取りつけた方がよいのかを考えてみてください。
 「今あっても便利」という場所には設置を検討しましょう。

 ●棚・鏡・カウンターなど
 棚や鏡は、使い勝手だけでなくデザインに直結します。
 棚やカウンターをフル装備してしまうと、掃除箇所が増えたり、洗い場が狭く感じられてしまうので、収納したいモノを先に考えると良いでしょう。
 鏡については、お風呂の中で髭剃りなどをしない場合は不要かもしれません。
 ただ、鏡は空間を広く見せる効果があるので、解放感をアップする演出のためにつける手法もあります。

 棚の数をどうしようか、鏡をつけるかどうしようか決められない・分からない場合には、近年増えている壁がマグネット対応になっているユニットバスを選び、後から追加する方法もあります。
マグネットタイプだと取り外しができ、清掃性もアップするのでおススメです。

 ●窓計画
 浴室の窓をつけるかつけないかを悩まれる方はとても多いです。
 窓計画については、以前ブログに書かせていただいただので参考にしてください。

ブログはこちら▶ お風呂の窓をつけるかどうか、ライフスタイルに合わせて選ぼう!

浴室デザインはイメージから

 先に述べた、浴室の機能性と切り離せないのが浴室デザインで、棚をつけるか、鏡をどうするか、窓をどうするのかは、機能性の視点だけでは決められません。

 機能性として、「欲しい」「どちらでも良い」「不要」を決めつつ、デザインからも考えてみましょう。
まずは、ショールームやInstagramなどのSNS、WEB検索をつかって、方向性を決めましょう。

 「スッキリさわやかにしたい」「ホテルライクな高級感を出したい」「カッコよくシックにしたい」など、おおよそのイメージでOKです。

方向性が決まったら、そのイメージに合うカラーや材質、機能性であげたアイテムをどう活用するのかをプランナーが具体的に提案できるので、理想の浴室をつくりあげることができます。


白色をベースに水色のアクセントで
スッキリさわやかな印象に


上と同じブルー系のアクセントでも、
濃いブルーになると引き締まってカッコいい印象に

横長の鏡でホテルライクな印象に
木目の柄でより落ち着く空間へ

最後に

浴室はLDKと比べて注力せず、家を建てた後から「もっとこうしていれば」となりやすい場所の一つです。

後悔しない浴室づくりをするために、
☑ どんな浴室にしたいのか
☑ ゆったり浴槽につかる派?シャワー派?
☑ 必要な収納量
☑ 小さな子どもがいるか
☑ 老後を見据えた方が良いか
☑ 洗濯を干す機能を兼ねるのか
を事前に考えてみることをおススメします。


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