家づくりの外壁選びとランニングコスト
2023/11/15
外壁の塗り替えなどを行わずに放置しておくと、つなぎ目のシーリング部分に隙間が出来てヒビ割れし、水が浸入します。
つまり外壁から雨漏りして家の躯体を劣化させる恐れがあります。 外壁内部は防水処理がしてあるためすぐに構造に達することはありませんが、気が付かないうちに進行して大きな被害になることがあります。 そうなってしまうと内部の浸水で影響を受けてしまった内部の躯体部分の補修、外壁の貼り替えをするしかなくなってしまいます。KMEWカタログより
上図は外壁メーカーのKMEWが試算したイニシャルコスト(初期費用)とランニングコストを表した図です。
家の仕様によって実際の価格とは異なりますが、外壁にかかるコストを理解するのにとてもわかり易いので今回はこちらの図でお話させていただきます。 一番左に記載されている外壁「光セラ+スーパーKMEWシール40」はもっとも高額かつ高耐久な外壁で、新築時のコストは約363万円となっています。 しかし、メンテナンスは40年後となるため、30年間のメンテナンスコストはほとんど掛かりません。 ※劣化の程度は建築地や日当たりなどでも変わるので一概に40年必ず持つとは限りません。 一方、一番右の「親水コート+スーパーKMEWシール30」は新築時のコストは264万円となっており、「光セラ」に比べて約99万円安く済みます。 しかし、親水セラの外壁“10年毎に塗り替え”が必要になってきます。 30年後を比較すると「光セラ+スーパーKMEWシール40」は合計385万円、「親水コート+スーパーKMEWシール30」は合計474万円となり、“安い外壁”にしたつもりが将来的には逆転してします。