1. 耐震性や工法
2. 断熱
3. 湿気対策
4. 技術や現場管理の状態
5. 税金や保険などの優遇
1.耐震性や工法 建築会社により自社の建物の標準仕様としている耐震等級や工法があり比較すると会社により違いが出る部分になります。
例えばハレノイエであれば、以下のような設定があります。
・木造軸組み+耐力パネル工法
・全棟構造計算を実施(基礎も含む) 「許容応力度計算」
・耐震等級3+制振ダンパー
・布基礎の厚み160㎜ 鉄筋量は邸別に計算
・イノスグループ指定の高品質木材PFウッドを使用
確認すると良い点は
① どんな工法か、他の会社と比べての特徴はあるか
② 構造計算の有無と計算方法
③ 耐震等級の達成基準
④ 地震以外の災害対策はあるか
⑤ 基礎についてのこだわり
⑥ 材料についてのこだわり
2.断熱 断熱材の入れ方、どんなものを使用しているか。
また設計上で基準としている断熱計算の数値(UA値:外皮平均熱貫流率)
を確認しましょう。
お客様の意向や予算により断熱材を選択する方式の会社もあります。
見学会現場の仕様だけではない事もあるので、どんな断熱材を扱っているの
かスタッフの方に確認してみましょう。
3.湿気対策 家の大敵は湿気ですが、高気密高断熱住宅となった最近は換気や空気循環が
とても大切となってきています。
シックハウス症候群対策のためとして全戸に24時間換気システムの設置が
義務付けられていますが、湿気やカビ・ダニ対策としても使えるため、
様々な仕組みのものがあります。
一般的なものは
第3種換気です。(各部屋に給気口を設けて自然に入ってきた
空気を、トイレなど各階1箇所の換気扇で引っ張り排気する方式)
ハレノイエで現在推奨しているのは、確実で空調のロスも少ない
第1種換気です。
(給気・排気共に機械で強制的に行う方式。)
給気口は基礎部分に1箇所、排気は各部屋にありダクトで1箇所に集め排気するタイプをお薦めしています。
この場合、床下部分にも室内と同じ空気が入り循環するため、シロアリ対策には人体に影響のないホウ酸を使用しています。
防蟻処理についても構造見学会で説明を受けるとイメージがしやすいのでお勧めです。
という事で確認したいのは
① 24時間換気はどんなものを採用しているか
② シロアリ対策(防蟻処理)
住み心地や性能にこだわる会社では、①②ともに特徴が出る部分ですので
確認してみると面白いですよ。
4.技術や現場管理の状態 内外装の仕上げをしてしまうと、その下地は見えなくなってしまいます。
大工さん電気屋さんなどの技術や仕事のクオリティを見るには構造見学会しかありません。
また会場内の資材保管の状況を見れば、しっかりと現場管理ができる会社かどうかも確認できます。
大きな材料は屋外で保管されている場合がありますが、大切な資材に雨の影響がないようきちんと管理がされているか、実際の施主の視点で見てみると建築会社の善し悪しのチェックになりますね。
5. 税金や保険などの優遇 1-3の標準仕様について確認したうえで、メリット・デメリットなどの説明を聞いてみましょう。
ハレノイエは全棟長期優良住宅のため、住宅ローン控除や住宅ローンの金利でメリットが出てきます。
また耐震等級3で省令準耐火仕様のため、火災保険料金が安くなります。
このように躯体の条件で税金や保険で優遇されるものがあるので、事前に確認できるいい機会となるでしょう。