地盤強度が十分でなかった場合は、「地盤改良」といって強度を上げるための工事を行います。
地盤改良を行う範囲は、敷地全体ではなく建物を建てる範囲のみです。
地盤改良の方法には、次の3つがあります。
参考画像:
https://life-archi.jp/contents/98 1.表層改良工法 建物を建てる場所の土を2mほど堀り、その土に固化させるセメント材を混ぜて埋め戻し、地盤を強固にする方法です。
費用の目安は、20坪くらいの建坪で約50万円です。
2.柱状改良工法 表面の土を締め固めただけは強度が出そうにない場合は、コンクリートの柱(杭)を地面に打ち、その上に建物を建てます。
費用の目安は、約80万円です。これは、一般的な木造住宅を想定した金額で、20坪くらいの面積に50本の杭を4m注入した場合のイメージです。
3.鋼管杭工法 強固な地盤がもっと深いところにある場合は、コンクリートの杭の代わりに鋼管が使われます。
費用はコンクリートよりは高く、約100万円です。場所によってはもう少しかかることもあります。
建坪が20坪くらいの一般的な木造住宅なら、地盤改良の費用の目安は50万円から100万円ということになりますね。