使いやすい部屋干しスペースを作るためには、「洗濯動線」と干しやすい「スペースの確保」を意識しましょう。
・洗面脱衣室 事例:アザミ咲く家
最もおすすめなのは、洗面脱衣室。洗濯機のすぐ隣りで干して、そのまま収納できればコンパクトな洗濯動線が実現、洗濯が劇的に楽になります。
洗面室は1坪(約2畳)の広さが一般的ですが、部屋干しスペースを兼ねるなら1.5坪(約3畳)あると使いやすくなります。
物干し竿は天井につけるタイプを採用し、昇降式や着脱式で使わない時はコンパクトにできると邪魔になりません。
・2階ホール 事例: 家事も子育てもうまくいく!4人家族のかわいいお家
また、洗面室にそこまでの広さが取れそうにない場合は、階段を上がった2階のホールや廊下がおすすめ。お客様が通る場所ではなく、日中や夜間なら家族が行き来することも少ないので、干していてもあまり気になりません。
濡れた洗濯物を持って上がるため、動線が長くなってしまいますが、スペースが取れない場合はひとつの候補になります。
・避けたいのはリビング できれば避けたいのが、リビングやダイニングの窓辺です。
リビングは、日中も夜間も家族がくつろぐ場所で、お客様を通すこともあるスペース。洗濯物を干すと一気に生活感が出てしまいます。
また、窓辺はあまり空気が動かず、広い空間では除湿機の効果も限定的なので、意外と乾きにくいのも理由です。
せっかく新築やリフォームで間取りを考えるなら、洗濯物がよく乾いて使いやすい動線になるよう、スペースを確保したいですね。