上記の2点については既に始まっている内容ではありますが、この話に今回ふれているのは、この控除の限度額上限は2024年から変更される内容があるからです。
これから家づくり計画を始める方は、「2024・2025年入居」の場合について、ぜひ知ってください。
・2023年入居か2024年入居かの違い 住宅ローン控除の対象となる新築住宅の借入限度額は、入居するタイミングでも変わります。
(詳細は下記表をご覧ください)
既に家づくり計画が進んでいる方でしたら、2023年入居もひとつのターニングポイントといえます。
・住宅の環境性能による違い 対象住宅の環境性能によって借入限度額の上限が細かく設定されるようになりました。
分類は以下の表にまとめてあります。
この中で特に注意してもらいたいことは、2024年からは
「省エネ基準適合住宅」以下の性能住宅では、住宅ローン控除が対象外になってしまうことです。
改正前は、どの住宅でも最大4000万円までが借入限度額でしたので、住宅ローン控除は誰でも受けられる印象があったと思います。なので、つい住宅会社に対して確認を忘れてしまうかもしれません。しかし、13年間の控除額の合計でみてみると、「対象外」の場合と、「3000万円の住宅ローン控除が対象になった場合」でも
数百万円の差になります。家づくり計画の環境性能を決める際は、ぜひこの住宅ローン控除の借入限度額についても念頭におきながらすすめてみてください。
参考資料:国土交通省ウェブサイト「住宅ローン減税の概要について」(令和4年度税制改正後)