BLOG ハレノイエの小さな工夫

駐車場も動線が大事!(駐車場計画から土地探しを考える)

2025/04/05

こんにちは、ハレノイエです。
駐車場の計画において、最も重要なのは「駐車しやすい動線、出やすい動線」を確保することです。特に間口が狭い、敷地が変形している、高低差があるなど、特殊な条件の土地では、工夫次第で使い勝手が大きく変わります。
制約のある土地でも駐車しやすい動線計画をすることで、日々の運転ストレスを軽減し、安全性も向上します。

目次

駐車しやすい配置を考える

スムーズに駐車ができる設計ポイント

平面図だけで考えると失敗することも

まとめ

駐車しやすい配置を考える

駐車スペースの配置は土地の特性に大きく左右されます。以下の点を意識して計画しましょう。
・旗竿地で駐車を検討:間口が狭く奥行きがある場合、縦列駐車で計画することが有効的ですが、奥で反転できるような計画も有効的。
・L字や斜め駐車を活用:変形地では、車の動線をスムーズにするために角度をつける。
・高低差を考慮した配置:スロープや階段との兼ね合いを考え、無理なく駐車できるスペースを確保する。
・建物との距離を最適化:駐車場と玄関の位置関係を工夫し、動線を短縮する。
敷地の特性に応じた配置を考えることで、限られたスペースも使いやすい駐車場を実現できます。

スムーズに駐車ができる設計ポイント

駐車がしやすい動線の確保
駐車場を設計する際、車がスムーズに進入・駐車できる動線を作ることが重要です。以下の点に注意しましょう。
・最小限の切り返しで駐車できる設計:車両がスムーズに侵入できる角度を確保し、切り返しの回数を減らす。
・前面道路の状況を考慮:狭い道路や交通量の多い道では、バックでの出入りを避ける。
・視界の確保:駐車時に見通しを確保しやすい位置にミラーや照明を設置する。
・一方通行の動線を考慮:駐車場内をスムーズに移動できるよう、一方通行の動線を取り入れる。

駐車スペースの広さ
駐車場のサイズも、駐車しやすさに大きな影響を与えます。
・1台分の駐車スペースは最低でも2.5m×5.0mを確保する。
・方向転換が必要な場合は、十分な転回スペースを設ける。
土地の形状に応じて最低なサイズを選ぶことがポイントです。

地面やスロープの工夫
駐車場の地面やスロープの設計も、駐車しやすさに影響を与えます。
・滑りにくい舗装材を選ぶ(コンクリート、インターロッキングなど)
・緩やかな勾配を確保(急なスロープは車両の底を擦るリスクがある)
・雨水の排水対策(駐車スペースに水が溜まらないように傾斜を調整)
舗装の種類や勾配を工夫することで、より使いやすい駐車場になります。

平面図だけで考えると失敗することも

駐車場のレイアウトを考える際、平面図上で車の配置を決めてしまうと、実際の動線に無理が生じることがあります。
失敗しやすい例
・駐車スペースは足りているが、切り返しが必要になる → 平面図では十分な広さがあるように見えても、実際には曲がりきれず何度も切り返しが必要になることがあります。
・建物や塀に近すぎてドアが開かない → 車のドアを開けるスペースを確保しないと、乗り降りが不便になります。
・前面道路が狭くて出入りしづらい → 車庫からの出入り時に十分な余裕がないと、交通の流れを妨げたり、駐車自体が困難になることも.
・敷地内の傾斜を考慮していない → 車を前進で駐車することを想定していたが、実際にはバックでしか入れられない配置になってしまうことも。
・駐車しやすい方向を考慮していない → 車を前進で駐車することを想定していたが、実際にはバックでしか入れられない配置になってしまうことも。
・車の回転半径を考えていない → 大きめの車を想定せず、コンパクトカーなら入るがSUVでは曲がりきれないケースも。

ハレノイエでは、こういった問題を回避するため、実際の自動車の軌跡使って、いろいろなケースを想定しながら、計画しています。

まとめ

間口が狭い、敷地が変形している、高低差があるなど、制約のある土地でも、駐車場の計画を工夫することで快適に利用することが可能です。しかし、平面図上の配置だけで考えてしまうと、実際の駐車動線に問題が生じることがあります。駐車のしやすい動線を確保し、安全で使いやすいスペースを作ることで、日々のストレスを減らし、より快適な暮らしを実現できます。土地の特性を活かした駐車場計画を考えましょう!


☀ハレノイエのイベントページはコチラ
⌂ハレノイエの遠州の平屋ページはコチラ

COMPANY 会社紹介

静岡県湖西市を地元に創業70年以上を迎える総合建設会社です。その注文住宅部門が私たち「ハレノイエ」。これからも、地域密着でお客様のご期待に応える確かな家づくりを展開してまいります。