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これから家づくりをスタートする方必見!省エネ基準適合義務化の基礎知識

2024/02/15

こんにちは、ハレノイエです。
2050年のカーボンニュートラル実現に向け、世界的に脱炭素の動きが強まっています。
日本政府も「2050年温室効果ガス実質ゼロ」そして「2030年温室効果ガス46%削減、さらに50%の高みを目指す」ことを宣言しています。
その中で、これから家を建てたい方に関連する「2025年省エネ基準適合義務化」について、最低限抑えておきたい内容についてお話をします。

目次

省エネ基準とは?

なぜ、「省エネ基準」について知っておいたほうがいいのか?

省エネ基準の概要

まとめ

省エネ基準とは?

1980年に制定された建築物省エネ法に定められた、建築物における省エネ性能の基準および規制のことです。

なぜ、「省エネ基準」について知っておいたほうがいいのか?

省エネ基準適合義務化は、2025年4月に施行予定です。対象となるのは、施行日以降に「着工」する建物です。
まだこの基準を満たしていない住宅会社もあります。そういった会社で見積りを出してもらっていても義務化後に着工の住宅となると、省エネ基準適合にするために追加費用が発生する可能性が高くなります。
また、一定の性能(2025年に義務化になる性能値以下)を満たしていない住宅は2024年からは住宅ローン控除が受けられない可能性があります。

省エネ基準の概要

一次エネルギー消費量基準と外皮基準から計算します。

一次エネルギー消費性能

一次エネルギー消費性能をBEIといいます。
下の表まとめてありますが、省エネ基準では、BEI≦1.0にする必要があります。
つまりは標準仕様よりエネルギー消費量が少ないことを示す必要があります。
国土交通省「省エネ基準の概要」より抜粋

外皮性能

外皮性能とは外の皮、つまりは外壁や窓など外側を構成するものを指します。
「外皮平均熱貫流率(UA値)」と「冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)」から構成されます。
この2つを簡単に説明すると、UA値は断熱性(室内外の熱の出入りのしやすさ)、ηAC値は日射遮蔽性能(日射による建物内部での熱量)を指します。
両方とも数値が小さいほど、省エネルギー効果が高いことを表します。

基準値は、地域によって異なります。
例として、静岡県浜松市・湖西市は「6」、愛知県豊橋市は「7」になります。
地域区分6の場合は、UA値≦0.87、ηAC値≦2.7が基準となります。
国土交通省「省エネ基準の概要」より抜粋

まとめ

専門用語を交えた説明で分かりにくい箇所もあったと思いますが、以下の3点を抑えると良いと思います。

☑2025年4月以降に着工する住宅は省エネ基準適合が義務化になる。
☑検討中の住宅会社が省エネ基準を標準としているのかを確認する。
 基準を満たしていない場合には、見積額が変わることを想定しておく。
☑「省エネ基準を満たしていますか?」と質問するだけでなく、BEI、UA値、ηAC値の実績値を聞いて確認する。




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