BLOG ハレノイエの小さな工夫

心地よい住まいに欠かせない窓計画(性能編)!

2024/01/25

こんにちは、ハレノイエです。
家づくり計画の際、合わせて考えたい窓計画。
窓は、採光や風通しという役割だけでなく、室内からの景観や外観デザインにも影響する心地よい住まいには欠かせないものです。

目次

窓計画と合わせて考えたい“窓とサッシの性能”

窓ガラスの種類

サッシの種類

窓とサッシの選び方(まとめ)

窓計画と合わせて考えたい“窓とサッシの性能”

窓は、窓ガラスとサッシ(枠+ガラスフレーム)で構成されています。
間取り計画の中での窓は、光を通す(採光・熱取得)、風を通す(換気)、視線を通す(眺望、つながりなど)ほか、外観デザインの視点から計画を進めます。

その時併せて考えたいのは、窓の素材と構造についてです。
せっかく日当たりの良いリビングをつくっても、窓の性能(素材と構造)と合っていなければ快適なリビングにはなりません。

住宅会社の多くは標準の仕様があるのでお客様自身が選ぶことは少ないのですが、この素材と構造は家の断熱や気密・省エネ性にも関わってきます。
住宅会社を決める前に窓の標準仕様について確認しておくことをおススメします。

窓ガラスの種類

窓ガラスの一般的な種類とその特徴についてまとました。

一般的なガラスの種類とその特徴


単板ガラスはもっとも一般的なガラスです。厚さはメーカーや商品によって3~10mm程度と幅があります。費用面では最も安価になりますが、性能は高くはありません。
そして、2025年の省エネ基準義務化の基準値に届かない可能性もあります。

複層ガラス(ペアガラス)は、2枚以上のガラスで空気層を閉じ込めた窓ガラスです。
内部に空気層があり、その空気層によって断熱効果が高まります。

複層ガラスには遮熱タイプと断熱タイプの2種類があります。
断熱タイプは、太陽の熱を取り込み、室内の熱を逃がしにくい性能があります。
冬の日差しを取り込みたい家に適しています。

遮熱タイプは、太陽からの日差しをカットする機能があるので、夏の日差しをカットするのに適しています。

サッシの種類

サッシの一般的な種類とその特徴についてです。

一般的なサッシとその特徴


サッシの材質は、大きく分けて2つあります。一般的につかわれている「アルミ」と、寒冷地で広く使われている「樹脂」です。2つのハイブリットとして「樹脂とアルミ」の構造もあります。

アルミサッシは、国内の主流になっており強度や耐久性が優れていますが、断熱性能はあまり高くありません。

樹脂サッシは、アルミに比べわずか1/1000という熱伝導率の低さを内外にする事で、高断熱を実現しています。

ハイブリットサッシは、室外側は強度・耐久性に優れたアルミを使用し、室内側は断熱性に優れた樹脂を使用しています。

窓とサッシの選び方(まとめ)

窓とサッシの組み合わせは各メーカーで決まっているので、その中から選ぶことになります。

選ぶポイントとしては、
 ①断熱・遮光の必要有無と優先度
 ②日照時間が長い地域かどうか
 ③石油・ガスファンヒーターを使うか(気密性が高い住宅では使えません)
 ④コスト
 から考えていくと良いと思います。

 ハレノイエ(湖西市・豊橋市・浜松市)の場合は、
 ①断熱・遮光の必要有無と優先度:断熱性を優先
電気代から考えると、夏より冬の暖房費が掛かる地域。冬に太陽の熱を利用できた方が、年間の光熱費負担が軽くなるといえます。

 ②日照時間の長い地域がどうか:日照時間は全国的にも長い
  静岡県は、2021年の都道府県別の年間日照時間は第2位で、2304.4時間でした(気象庁データより)。耐久性で考えると、室外のサッシはアルミの方が良さそうです。

 ③石油・ガスファンヒーターを使うか:ハレノイエは高性能住宅なのでNG
  気密性の高い住宅で石油・ガスファンヒーターを使うと、一酸化炭素中毒や酸欠、結露を引き起こす危険性があります。ガスファンヒーターやダルマストーブのある暮らしが好きな方は、高気密の家を避ける必要があります。

 ④コスト:①~③を含めたコストパフォーマンスで検討
 コストはアルミが安く、樹脂は高くなります。上記の①~③からコストパフォーマンスを考えます。

ハレノイエの結論:以上の事から当社の標準は、Low-E断熱複層ガラス+樹脂とアルミのハイブリットの仕様です。


標準仕様の窓とサッシ
枠が細いので性能面だけでなく、デザイン性面でも◎


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